格安ネイルキットのLEDライトは危ない?安いのはダメなの?
ジェルネイル人気の沸騰に伴い、ネット通販では多くの格安をうたったり、最安値をうたったネイルキットがどんどん登場しています。
関連ページ(参照⇒楽天市場の格安ネイルキットの落とし穴)で格安のネイルキットにありがちなトラブルをご紹介しましたが、その安いネイルキットの中でもLEDライトも一緒にセットになっているものもあります。
同じネイル用ライトならできるだけ安いのが良いよね!という方も多いかと思います。
ですが、先ほども言った通り格安のジェルネイルキットのLEDライトには注意すべき点が多いんです。
当たり前ですけどネイル用LEDライトはジェルやブラシのような消耗品ではありませんし、ライトだけで買ってもそれなりの金額になってしまうので、一度買ってしまうと使い勝手で満足行かなかったり、ちゃんとジェルが固まってくれなくても簡単に右から左にホイホイ買い替えるというわけにも行きません。
これから『初めてのネイルキットを購入してジェルネイルをやろう!』という人にそんな経験はして欲しくないので、このページでは、ネイルキットに付属してくる『ネイル用LEDライト』にスポットを当てて安いのとそうでないのの違いなど詳しく見て行きたいと思います。
まずは知ることから♪LEDライトってなに?
ジェルネイルキットのLEDライトは、従来はUVライトを使っていたものの、技術の進化によってUVからLEDへと変化していきました。
どういった変化かというと・・・
- LED化に伴いライト自体の長寿命化
- ジェルの硬化時間の短縮
- ライト自体の消費電力の省電力化
などがあげられます。
これだけ言えば、絶対UVライトよりも、LEDライトがいいじゃん!となるんですが、UVライトは安いというメリットがあるんですね。
更に、そこからライトの品質の差が生まれてきます。
特にこれだけジェルネイルが人気になって商品数も増えているので、その品質の差というのはとても大きく広がっているんです。
LEDライトの品質の差とは
では格安のネイルキットに付属しているLEDライトはどんな品質の差があるのでしょうか。
- ライト自体の作りが悪く、壊れやすい
- LEDライトの光のワット数が違う
- 同じLEDライトという表現なのに消費電力の差が大きい
- 使いにくい構造
軽くあげてもこれらが当たります。
もちろんすべての格安ネイルキットがすべて粗悪なLEDライトを使っているわけではありません。
また海外産のLEDを多くが使っているので、LEDチップ自体の品質が悪いということも考えられます。
しかし、事実こういった件でのクレームなどが多いものも確かに存在します。
そして中にはワット数がLEDライトを決める決定打だというような噂もあるのですが、LEDライトの進化がまだ未熟だった
昔はそうなのですが、今はそうではなく、ワット数が高いだけではいいLEDライトではなくなっているんです。
また、いいところだけをうたって、付属のLEDライトは手が日焼けするといったことも実際に起こっています。
ちゃんとしたジェルネイルキットにはしっかりとしたライトが付随されています。
ただ単に安いからといって使えないとか、悪影響のある商品を選ばないようにしたいものですね。
LEDライトとUVライトの違いって何?
今はジェルネイルがほとんどLEDライトを使っているものが多いのですが、それでもUVライトを使ったネイルキットも存在します。
そこでネイルキットに付属しているジェルを硬化させるライトとしてLEDライトとUVライトの違いを見ていきたいと思います。
まずは昔主流だったUVライトの特徴から
- 紫外線を使ってジェルを硬化させる
- ジェルが硬化するまでにLEDライトよりも時間がかかる
- ライト自体寿命があるため、半年から1年くらいでライト交換の必要性がある
- LEDライトよりも価格が安い傾向にある
- 波長がおおよそ365nm
一方LEDライトの特徴というのは
- 可視光線でジェルを硬化させる
- UVライトよりもジェルを硬化させる時間が短い
- 電球の交換の必要性はほとんどない
- 波長はおおよそ405nm
それぞれの特徴を箇条書きで並べてみるとかなり違いがあることが分かりますよね。
こういった特徴やお客様のニーズによって現在ではほとんどのジェルネイルキットに付属しているライトというのはLEDが主流になっているんです。
特徴の中で波長が違うということもあげたのですが、それぞれ波長が違うためその波長で硬化するジェルを使っていないときれいに硬化しないのでジェルネイルキットではなく、単品でそろえようと思っている方は波長にも注意しなければなりません。
またUVライトが衰退していった原因のひとつに紫外線を使っているため、手や指の日焼けや紫外線を浴びすぎたことから皮膚がんなどの懸念も出てきたというのもあげることができます。実際は照射する紫外線の量は微々たるものだったのかもしれませんが、少しでも可能性があるのなら安全なものを使いたいと思う気持ちが出てしまいますよね。
あとは硬化時間の差とメンテナンスのめんどくささがあげることができます。ジェルネイルはマニキュアよりも硬化するまでの時間が短く、そこも人気の理由となっているのですが、LEDライトの方がより硬化時間が短く、電球の交換の必要がなくメンテナンスフリーというのも支持されている大きな要因となっています。
LEDライトの選び方の基準って何?
ではジェルネイルに使うLEDライトの選び方の基準はどういったところを見ていけばいいのかを見ていきましょう。
見ていく前によくホームページなどでLEDライトはワット数が大きなものを選びましょうということを見たことがありませんか?
これは昔はLEDライトと言えどもワット数が大きなものが硬化しやすかったり、時間短縮の面でも有利と言われていた時代があったんです。
しかし、現在ではLEDも進化をしていて、ワット数が少なくてもしっかりときれいに硬化するようになっているため、ワット数が大きいものを選びましょうというのは現在において間違いなんですね!
ワット数というのはLEDライトの出力を表し、わかりやすく言うとLEDライトにいっぱい電気を流さなければジェルを硬化させる波長のある光をたくさんださないというイメージです。
いやいや現在はLEDライト自体が進化して少ないワット数でもしっかりと硬化させる光(可視光)を出してくれます。むしろワット数が少ないため故障も少ないし、消費電力も抑えることができるんですね。
このパワーが強すぎるとジェルの表面だけが一気に固まったり、硬化熱と呼ばれる爪に熱さを感じることになってしまいます。
少ないワット数のLEDライトは爪をいたわるためにも開発がされているってことでもあるんですね。
さて、ではLEDライトの選び方はまずはユーザーの使い方で大きく変わってきます。
一般的なLEDライトの選び方としては
指を一つずつゆっくりとデザインしたい方なら
てっとり早くジェルネイルを楽しみたくて、時にはじっくりやりたいと思っている方は
を選ぶと良いでしょう。
次は波長がおおよそ405nmのものを選ぶといいと思います。
現在ほとんどのジェルネイルのジェルが405nmの波長で硬化するタイプのものなんですね。
そしてセルフネイルになれているのか、慣れていないのかでさらに選ぶ基準が変わってくるんです。
ネイル初心者の方や、不器用かもと思う方は以下の特集ページをご覧ください。