ジェルネイルのアレルギーは接触皮膚炎がほとんど?
この前のページではネイルアレルギーについての記事を書きましたが、もっと詳しく知りたいとの声をいただいたので、
専門家に話をうかがってジェルネイルのアレルギーの特集をしたいと思います。
ジェルネイルは素敵なのですが、万が一自分にアレルギーが起こったりしたらと思ったり、
そんな可能性があるなんて知らずにジェルネイルを買ってきて
自宅で施術を楽しんでいたら急にアレルギーなんてびっくりしますもんね。
さて、少し難しい話にはなるかもしれませんが、暖かくついてきてくださいね♪
ネイルアレルギーは多くの場合、医学的には接触皮膚炎と言います。一般的には「かぶれ」といったほうが効きなれたものだとは思いますが、接触皮膚炎はネイルに限らず、身のまわりにあるほとんどの物質が原因となりえます。
たとえば、化粧品や香水、ヘアケア用品、指輪やイヤリング、腕時計、ネックレスなどの金属装身具、衣類、家庭用化学薬品、洗剤、医薬品、そのほか植物、動物などです。
中には金属アレルギーとか、アレルギー皮膚炎とかいろいろ診断されることになるでしょうが、何かに触れたことが原因となった場合、すべては接触皮膚炎という大きなくくりの中の症状なんです。
また、その中でも皮膚が物質で刺激されることによって起こるものは刺激性接触皮膚炎、製品の成分に対してアレルギーになるものがアレルギー性皮膚炎というように分類されます。
接触皮膚炎とジェルネイル
では、そんな接触皮膚炎とジェルネイルを関連付けてみて行きましょう。
一般的に使われるであろうネイルの瀬戸の中には行っている、アクリルリキッド、ラップ、UVライトジェルはどれもアレルギーを引き起こす可能性があります。
ジェルネイルをつかってすぐに症状に現れるのは少数で、多くの方は症状が現れるまでに4ヶ月~6ヶ月かかります。
ネイルアレルギーになる一番多い理由
ジェルなどが皮膚についてしまったなどといった状況を放置したり、
繰り返していると皮膚がその成分などに過敏に反応してネイルアレルギーになることが一番の理由です。
ネイルアレルギーになるその他の原因
ジェルネイルのジェルなどをただしい使い方をしないということが考えられます。
これは例えばジェルをただしい混ぜ方をしていないとか、
自己流に他の商品を混ぜる、または日本製品を使いなれているので、
ないとは思いますが危険な成分が製品に混ざっていたなどが考えられます。
ジェル自体でみるとジェルが正しく固まらない原因は
- 製品を厚く塗りすぎる
- ライトに当てる時間が短い
- 汚れた電球
- 取替え時期をすぎた古い電球(UVランプの場合)
などが原因となることがあるので、ただしい使い方をしなければなりません。
紫外線ランプ(UVライト)は何年間もブルーの光のままですが機嫌を過ぎたら、目には同じように見えても、効果をしっかりと発揮できなくなってきます。少なくても年に2回はライトを変えることでジェルがより早く固まり、長持ちし、アレルギーを起こしにくくなります(ライトの交換時期は自分の使ってるメーカーに問い合わせるのが確実です)
ファイリングした粉の中にもジェルやモノマーが多く含まれている場合があります。
粉が手や顔についてアレルギー反応を起こす場合があります。
未硬化ジェルは絶対皮膚につかないようにしてください。(ワイプやコットンは1つの指に対して一つにしてください)
物質からダメージを受けると、免疫システムが行動をおこします。
免疫反応はその組織を水でいっぱいにして浮腫状態を作り刺激性を薄めようとして、腫れてくるのはこれが原因です。
免疫システムは血液細胞にヒスタミンと呼ばれる科学物質を放出するように命じます。
ヒスタミンは傷の周りの血管を拡張し、血液細胞はその分だけ早くその場所へ達することができ刺激物質を取り除く手助けができるのです。
この時全体が赤く、暖かくなり、時には脈打つことがあります。これはヒスタミンによっておこるものなのです。
少しでも疑いがある場合は、早く皮膚科の受診を考えてくださいね!