爪の成分@基礎知識
爪は指の先端についている硬い部分で、正式には爪甲と言われるそうです。爪甲は硬いのですが、骨や軟骨とは関係なく皮膚の付属物で、皮膚の最も表面の角層が形を変えて現れている部分なんですって。この角層はケラチンという成分からできていて細胞ではありません。
角質とは体にとって悪いものが皮膚から入ろうとするときに、この角質が守ってくれる役割を果たしてくれます。私達にとってはなくてはならない大事なもので、細菌やウイルスなどから守るという大事な働きをしてくれるんですね♪
爪甲は爪の根元の爪母という部分から作られ、出来立ての爪は柔らかく、基本的に3か月くらいの時間をかけて成長していきます。しかし生まれたての爪は外側からの刺激に対してもろいので、その上を皮膚が覆って保護しているのです。
また爪甲の上をおおう皮膚を爪上皮と呼びますが、これが「あまかわ」といわれる部分です。
あまかわがないと爪を傷つける事が多くなり出来た爪の形がおかしくなってしまう事があるようです。爪の変形の原因を最初の段階で生みかねません。
爪甲の乗っている部分を爪床戸と言い、これも皮膚の一部で、表皮という細胞の層からなっています。
この部分は普通に皮膚と多少異なり、角層がないのですが、これは爪床の角層が爪甲にあたる為です。ですから、爪床の表皮は爪甲が先端に向かって伸びると、平行して指の先端に移動してくるのです。
この様に爪甲は、爪甲と爪床の部分で下の組織とつながっているので簡単に抜けることはないのです。ですが、爪を伸が伸びて爪床と離れると、もろく壊れやすくなってしまいます。
長く伸ばした爪が壊れやすくなるのは、この為だと言われています。
ジェルネイルは爪の強度も出してくれるために、爪が薄いとか、爪が欠けやすいと言った方にも人気があります。
しかし、その原因である爪自体をケアしてやることもとても重要なものになります。
爪はジェルネイルの土台なので、しっかりと日常のケアも含めて考えてあげてくださいね。